湯楽の里土浦店
2年前の猛暑、自転車が壊れたので直しに行ったときのこと。
駅近くのシルバー人材センターで安く直せるらしく、照りつける太陽に顔をしかめながら、ダラダラ汗を流して自転車をおしていった。
シルバーセンターに着くと、炎天下の中しゃがんで自転車を直す初老の男性。
わ「すいません、自転車のチェーンを直してもらいたいのですが」
男性「はい。はい。」
言葉少なに、ぼくの自転車をまじまじと見つめている。量販店で買った安物のママチャリだ。
男性「これは、スポークが何本か曲がっているね」
わ「・・・荒い乗り方をしているもので。すいません。」
男性「いや、男の子は元気いっぱい自転車に乗るものだ。悪いことじゃないさ。」
ぽかんとしてしまった。ようやく、"男の子"が自分を指していることに気づく。嬉しさと恥ずかしさがこみ上げる。
わ「あ、いや、あ」
男性「そのかわり、スポークは高いんだよね。3000円しちゃうよ」と笑顔。
10年ぶりくらいに、優しく子供扱いされて嬉しかった。
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先日のバイト中。閉店に伴い掃除支度をしていると、後ろから「爺じ」と声がする。
わ「ん、だれのことですか」
AI(2歳年上)「爺じのことだよ爺じ」
わ「・・・」
此の女・・・シャイだナンだと言っていたくせにズケズケ言ってきよる・・・
S木「そうだよ爺じ」
わ「いや、S木さんはもう40手前じゃないすか」
S木「年齢は関係ないよ爺じ」
鼻垂れ坊S「あははは」
冗談とはわかっていても、面と向かって爺じと言われると結構ショックだった。髭剃ろう。
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閉店作業を終えるとサト氏が来訪。
サト「サウナいこうぜ」
わ「うい」
彼は最近サウナにハマりつつある。もう一押しで、サウナの魅力に落ちる(はず)。
ともに湯楽の里土浦店へ。
土日なので入浴料は高いが、それでも790円。
近況を語りながらだらだら湯に浸かり、汗をかいてきたあたりでサウナへ。サト氏もタイミングをずらして入室してくる。ここのサウナは高温多湿。汗が吹き出しやすい良いサウナだ。
退室し、汗を流して水風呂に浸かっていると、火照ったサト氏登場。もう、彼も迷わず水風呂へ入るようになった。目を閉じてじっとしている彼を見て、若干嬉しくなる。
二人で露天スペースへ。ゲームの話をしながら、ぬるくなった外気を楽しむ。これから、外気浴がどんどん気持ちよくなる季節だ。
サウナ2周目。水風呂を経て外に出て、サト氏は寝湯に横たわる。口を軽く開け、完全に昇天のご様子。しめしめ。
お互いのペースでその後のサウナを楽しみ、ぼくも寝湯で爆睡し、退店。
わ「サウナ、どうでした」
サト「わかったわ。これは気持ちいいね」
サウナ仲間ができた。嬉しい。
これから5月にかけて、外が暖かくなってくる。この時期の外気浴も最高だ。春の土臭い空気は、今しか楽しめない。
(追記)
2-3月のサウナをいくつか挙げる。自分用の備忘録。
筑波山にある数少ない温泉。サウナ室はまずまずだが、水風呂は激冷え。たぶん15度以下。しかもただの水道水ではないようで、塩素臭もなく、やわらかい水質。外気浴スペースもあり、空気も清らかでおすすめ。
もはや鉄板のサウナ。Wタ氏が東京最後ということで、彼の引越しを手伝い、二人で最後のサウナミーティングと相成った。彼もまた、サウナを愛する一人だった。
すこし寂しいのだけど、次は地元で一緒に入りたい。教えてもらったラーメン屋も、すごい美味しかった。
YBNさんが早割で予約してくれたおかげで、比較的安く星野リゾートを満喫できた。大浴場にはサウナがあり、もちろん水風呂も。サウナ温度は若干低かったが、水風呂と温泉の組み合わせで◎
今年度は何回サウナにいけるだろうか。楽しみだ。