ぬまのつぐみ

おもにサウナで気持ちよくなったことを自慢するブログです

サウナセンター大泉

アスティルにはK氏と居た。退店後、二人して体から湯気を出しながら夜の新橋を歩く。彼が0時に誕生日を迎えたので寿司を食べる。喫茶に移り、いつもどおりしょうもない話に花を咲かせていたら始発が始まる時間であった。彼はこの日朝一の新幹線で盛岡に帰るということで解散。

 徹夜したし、もういっこ、ということでサウナのハシゴをすることにした。年末だからいいだろう。(「年末だから」ということで随分財布の紐が緩くなるのは、ぼくだけではないはず。。)

 やってきたところは大正義サウナセンター大泉さん。受付してからはもう早足で、浴場の扉をあけると洗い場と湯船・水風呂が目に飛び込んでくる。しばし立ち止まる。水面は、朝日をあびてキラキラしている。小さな造りだが、綺麗に整えられた空間。(あああっ。これだよこれ。)と内心叫びながら、そそくさと身体を流してサウナへ直行。早朝ということで年配の方がひとりテレビを見ているだけ。薄暗い照明のなか、じわじわと時間は過ぎてゆく。ひと通りストレッチを終わらせてから退室、汗を流して水風呂へ。後頭部まで浸して土左衛門と化す。

 ひとやすみしてから、もう一度サウナへ。蛍光灯の音を聞いていたら、自然と今年おこったことが思い起こされる。今年は長期出張もなく、穏やかな一年だったが、それでもいろいろあった。後悔もたくさんあるが、今となってはすべて所与のものだ・・・ウダウダしていたら背骨のあたりが熱くなってきたので限界。退室して汗を流し、もう一度水風呂へ。ここの水はやわらかくて優しい。肩まで浸かってから五秒ほど我慢すると、サウナとはちがう種類の快楽に包まれる。水風呂から出てベンチに深く座る。ゆっくり深呼吸する。もう、なにも考えることはない。今年も、サウナにたくさん救われた。サウナだけでなく、多くの人に感謝してもしきれない。

 冷たい息を吐きながら、今年最後のサウナトリップを終えた。