ぬまのつぐみ

おもにサウナで気持ちよくなったことを自慢するブログです

ふじ温泉

今週末は神戸。

出張1日目は生憎の雨模様で、慣れない土地でバスに揺られて会場へ向かった。とくになにもない1日だったが、懇親会で友達が二人できたのでよかった(わたしの片思いでないといいけど)。

懇親会終わり、先輩Kさんと宿まで歩きながら「銭湯でも行きますか」とその場でググったのがこちら、ふじ温泉。

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シャンプーなどが置いていないいわゆる銭湯だが、かなり充実した内容だった。入浴料(350円)を支払い、スーツを脱いでロッカーにくしゃくしゃに押し込む。扉を開けると、けっこう広いくて種類も豊富。炭酸温泉、ジャグジー・電気風呂に加え、スチームサウナと水風呂。

購入した安い石鹸類で身体を流していざ入浴。思いの外きもちよい。この日は、神戸までの移動と雨のジメジメ、1日スーツを着ていたことで不満が知らぬ間に疲れが溜まっていたようで。だから最高だった。

スチームサウナもかなり温度が高く感じられる。あまりサウナに入る人が居ないようで独占状態だった。水風呂は20℃だろう。まずまず。先輩を待たせないように、二往復して退散。

銭湯をでると、ぬるい夜風が心地よい。すぐ目の前には線路が走っていて風情が漂う。心地よい風呂上がりに、電車が走る脇を歩くだけで結構幸せな気分になれるものなのだなあ。

宿にはいり寝支度をして、次の日の発表原稿を見直そうとしたら22:30には消灯された。(ええい、明日はどうにでもなれ)と思って爆睡。

(つづく)

蛇骨湯

「ヨーォッ」(パパパンッ)(パパパンッ)(パパパンッ)(パンッ)

 

江戸っ子だねェ。

 

ということで、浅草は鷲神社の酉の市へ向かう(追1)。今日は夜勤明けで、あまりにも作業が出来なかった(という言い訳だけど)。

 浅草駅で降りて国際通りを北上する。すれ違う人たちが大きな熊手を携えており、お祭り気分がすでに伺える。

 この日は凄い混雑のため、参拝のためには長い行列に並ばなければならない。参拝列は浅草方面・三ノ輪方面からそれぞれ伸びており、鳥居の前で合流するかたちとなる。浅草からは200m程の列が伸びており、並ぶと1時間はかかる。一方三ノ輪方面は人が少ないため50m程で済む。

 古い熊手を納めてから列に加わり、ちまちま前進すること15分ほどか。鳥居前の合流地点へ。

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鷲神社は普段ガランとした小さな神社の印象なのだけど、この日ばかりは雰囲気がまるで違う。そこかしこで、威勢の良い手締めが鳴り響く。

 

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境内に入ると、さらに30分ほどかけて鰐口の前へすすむ。

白赤黒の提灯が圧巻。(正直、この提灯を見に来たようなものだ)

 

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お参りを済ませてお店を回る。この時間も結構好き(というか参拝列から興奮しっぱなしなのだが)。

半被(?)を着ると男性は格好よく見えるし、女性は気高い。

綺麗な着物姿の、いかにも「女将さん」という風体の初老の女性が、毅然と切り盛りしている様は、ほんとうに、心の底から惚れ惚れする。

江戸っ子気質か商売人だからなのかはわからないが、値段を聞いて回るとドライな返答が多いもので(といっても嫌味は感じられないのが不思議なのだが)。

 

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 熊手のデザインもさまざまで、気に入ったものを見つけるのに結構時間がかかってしまった。(欲深く、お多福・小判・鶴が織り込んであるものにした。)自宅と研究室用の二つを購入することに。

 お店の前でチャキチャキ指示を出していたお爺さんに尋ねると、大変に優しい声で説明をしてくれた。さらには、「もう最後だから」と向こうから値切りをしてくれた(ここで僕は無粋だった:追2)。

 お爺さん「二つ合わせて3000円で。残りはご祝儀ということで、お気持ちだけ。100円でもいいよ」

 わ「じゃあこれで宜しくお願いします」(3500円)

  会計をすませると、商売棚にスペースを空け、二つの熊手を丁寧に、大事そうに並べてくれる。

 お爺さんが「手締めだ。」と若衆に一括。並べられた熊手に向かい、大きな声で一本締めを一緒に行う(本記事冒頭のアレ)。わーっと拍手で締められ、「境内を出るまでは袋に入れてはいけないよ。縁起もんだからね。たくさん福をかき集めて出て行ってください」と最後まで丁寧に見送られた。

 お爺さんの言に従い、境内をフラフラしてから鷲神社を後にする。これは本当に不思議なのだが、飾り物を買っただけなのに、大変に心持ちの良い気分になる(追3)。なんでこんなに気分が晴れるんだべ・・・と考えながら浅草方面へ。

 

 まだ時間も20:00頃だったので、蛇骨湯へ向かう。ここは初めてだ。

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思ったより綺麗な外観で拍子抜け(もっとザ・銭湯という佇まいを想像していた)。入浴料・タオル・サウナ代で800円。

 ここのサウナは6人ほど座れる造りで、小さなテレビがついている。温度計は97℃を指しており、湿度もそこそこある。清潔なので気持ち良い。池上さんの番組を観ながらポタポタと汗を流し、10分ほどで退室。水風呂は露天風呂と共に外にある。こちらは17℃を指していたが、多分19℃くらいしか無いのではなかろうか(外が寒かったのでちょうど良かったけれど)。外気浴スペースとして丸椅子が並べてあり、脇には池が。1m近くある立派な鯉が20匹もうようよ泳いでいる。二往復した時点で人が多くなってきたので退店。

 吐息も白くなってきた。今日の献立を考えながら帰路につく。良き日だった。

 

 

(追1)鷲神社の酉の市:鷲神社の祭神は天日鷲命日本武尊で、天日鷲命を知らなかったので調べてみると日本書紀から登場する模様。どうやら岩戸隠れのときの天細女命のエロいダンスに合わせて楽器を鳴らしていた神様らしい。酉の市の起源は神道仏教で解釈が異なるらしく、勉強してみたら楽しそうだ。ああ、楽しい。

 

(追2)値切り:安くなってラッキーだったと思いながら、違和感を感じて調べてみると後悔した。値切りは一種の儀式で、値切った分をご祝儀として支払うのだそうだ。僕はまだまだ子どもだと痛感させられる。

 

(追3)どうして晴れやかになれるんだろうか。納得がいかない。来るのは3回目なのだけども毎度困惑する。最初は祭りの雰囲気に当てられているのだと思っていたが、どうやらそうではない。一本締めで大きい声を出してスッキリしたのか。多分違う。きっと、ああいった商売人と触れ合ったからという理由が一番大きいような気がする。

(以下ゴミのような雑記)

・粋な商売人というべきか、江戸っ子というものか表現に困るのだけれど、落語や芝居から出てきたような「本物の」人たちと触れ合う体験だった。ドリヲ氏とも話していたが、落語の登場人物はカラッとした気質の人間が多い。それは酉の市や朝顔市、ほおずき市などの商売人に通じるものがあり、嫌味のないドライな対応からそれを感じることができる。(また、彼らが半被を纏っているからそういった一面が誇張されているのであって、東京下町の店員さん全般でも偶に感じることではある。つまり、酉の市のような商業に限らず東京の土壌が育む人格のひとつのような気もする)

・また斯様な商売人や来訪者には「粋な大人だ」と感想を抱かずにはいられない場面も多い。粋な大人に囲まれていると気分が良いのも確かだ。(では「粋」って一体?という本を紹介されて読んでいるが、これが苦戦する。そして読み進めるごとに、見事に僕は当てはまらないと痛感させられるのである。泣)

・談志は「落語は人間の業の肯定」と表現していた。きっとその本質とは異なるが、落語の登場人物は悪事をしでかしても深刻な態度をとらない。人の死さえも軽い笑いに浄化する世界だ。鷲神社で感じた御伽噺のような雰囲気は、少しだけ談志の言葉で表現され得るような気もする(要考察)。

 

(なんかしょうもないことを書いてしまった。いつまでたっても文章は上手くならない。ごめんなさい。)

安心お宿 新宿駅前店

 金曜日、Ackieが東京出張ということで合流することに。23:00頃に新宿へ向かうと、すでにKっちゃんと合流し、二人で腹一杯の飯を食べ終わっただった。

   ふたり「サーロイン2枚も食べちゃった」

     わ「(腹立つ・・・)まあ、もう一軒付き合ってよ」

 Kっちゃん「お前が忘れたっつってた店行くべ」

 

僕が名前を忘れていた美味しいお店をKっちゃんが覚えていたので、そこに向かう。名前を陶玄房というらしい。名前を聞いても正直ピンとこなかったが、扉の前まで来て思い出した。

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ここは、飲み物も食べ物も、何を頼んでも美味しい(騙されたと思って、一度足を運んで頂きたい)。

 Ackieと会う機会は限られているので(とは言っても2,3ヶ月に1度は会っているが)、とりあえず近況を話していたらあっという間に時間が過ぎてしまう。

「尻の穴を見せ合うほどの仲」という表現があるが、つまり嫌という程お互いのことを喋っている気のおけない仲ということだけれど、それでも会話が途切れない彼らとの縁は、なかなか幸運な巡り合わせだ。話題に興味がなければ黙っててもよいし、それを苦にもしていないようだ。(まあ、これは惚気の一種か。恐縮です)

 1:00過ぎに会計を済ませ、バッティングセンターへ向かう。

今週の鬱憤をぶつけるK氏

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やけに楽しそうなA氏

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3ゲームずつやって、少し肩が重くなってからカラオケへ。ここで、眠気が暴発してグダグダになる(というか僕が金欠のため移動できず、スマヌ)。

 5:00頃に店を出ると、しとしとと雨が降っていた。Kっちゃんとバイバイし、Ackieと二人で風呂へ。テルマー湯へ向かおうとしていたが、調べたら朝には閉店ということで新宿の安心お宿へ。生憎カプセルは満室だったため、風呂だけ入る。ここは一応ミストサウナがあるが、水風呂がない(ううん)。アメニティは充実しているけれど。

 眠気でフラフラしながらコーヒーを飲んで、彼ともバイバイとなる。彼は午後の勤務、僕は授業だ。次に彼と会えるのは何時だろう。年内にはもう一度会えたらいいな。

阪神サウナ

日曜日の予定が17:00ごろ終わり、福島方面へ。今回の出張で一番楽しみにしていたサウナのため、自然と足も早まる。

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ホテル阪神に併設されているサウナ、阪神サウナへやって来たのであった。

受付の小動物系オネェさんに「サウナに入りたいのですが」と尋ねると、優しく答えてくれた。エレベーターで7階へ。

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ここは、ホテルの宿泊客が入るサウナでもあって、日帰り入浴だと2700円。割引を使うと500円引き。

 荷物をロッカーに押し込んで服を脱ぎ、浴室へ突入。あまり広くは無いが、とにかく綺麗。そして、

 

 ここのサウナは、最高だった。

 

 サウナ・水風呂ともに言うことなし。強いて言えば、外気浴スペースが無い点か。サウナは高温中湿。サウナ室全体の木が新品のようで気持ち良く、テレビでは始まったばかりの九州場所。水風呂は広くは無いが深く、胸ほどまである(池袋のタイムズ・スパ・レスタ並)。冷度も体感16-17度で、水質も良い。

 二往復であっという間に昇天してしまう。さらに二往復して退室。館内着に着替えて、リクライニングシートで相撲を観戦(休憩室もこれまた綺麗)。全体として、こぢんまりとした造りだが、総じてクオリティが高いサウナだった。

 大阪のサウナも、まだまだ開拓の必要があるようだ。

 

(追記)休日に向かった場所メモ。

落語とメディア:無料のわりにかなり充実した内容。志ん生の秘蔵映像が流れており、外出から高座、帰宅までの5分ほどの映像が印象深い。ほかにも速記本が数多く展示されていた。さすが早稲田大学だなあ。ドリヲ氏に感謝。

志ん生の親子丼:千駄木稲毛屋の親子丼は志ん生お気に入りだったようだ。ちなみに、とんでもなく美味しかった。是非ともおすすめ。

CABANA(ニュージャパン)

そんなこんなで出張1日目も終わり、飲み会で見事ホモ認定され、再び心斎橋へ戻る。夜11時くらいで、すでに千鳥足。(大阪といえば・・・)と、チム氏に電話したら駆けつけてくれた。もう少しだけ大阪の夜を楽しむ。

 

 酔いもすっかり醒めた3:00頃に解散し、フラフラで今宵の目的地へ。

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今宵はニュージャパンのカバーナへ泊まるのだ。ほうぼうでの評判がかなりよかったので、ここも楽しみだった。深夜に入店すると、2600円で朝まで居られる。時間も遅いので、爆睡しているおじさんが多い。(よって、浴室は貸切状態)

 

 浴室の造りはかなり変わっており、シャワーは半個室(?)、2階への階段を上がると水風呂と広いサウナ。サウナは若干温度が物足りないドライサウナで、水風呂はそこそこ冷たい(しかし塩素臭は拭えない)。大人数収容のスパなので、こんなものかも知れない。

 驚いたことに2階には、サウナ以外にもプールっぽい広い浴槽と、海の家のような飲食スペースがある。トロピカルジュースを一人でボーッと飲んでいるハゲのおっさんが居たが、朝の4時にそんなことをしている彼は、いったい何を思いながら長椅子に座っていたのだろうか。

 

 斯様にあまり体験したことのない雰囲気だったので(なんじゃこりゃ・・・)の連続。あまりゆっくりできず、残念。なにより眠かったので、二往復で切り上げて爆睡。

宿泊目的じゃなく、もっとのんびりできるときに来たらよかったかもなあ。

(まだつづく)

グランドサウナ心斎橋

大阪に2泊3日の出張となった。目標は3種類のサウナに入ること。

 まず金曜日、最終ぎりぎりの東海道新幹線に飛び乗る(東海道新幹線はタバコが吸えるから嬉しい。でも喫煙車両は臭いから座りたくない。難しいお年頃である)。

 JR新大阪から御堂筋線に乗り換えて心斎橋へ。酔っぱらうニーチャンネーチャンとすれ違いながら歩くこと5分ほど、今回の最初の目的地に到着。

www.grand-sauna.com

既に予約をとっていたので、名前を告げてチェックイン。カプセルホテルとサウナ代合わせて3000円。

 スーツで全身締め付けられていたため、ガボガボの館内着に着替えて解放感(既に気持ちいい)。興奮を抑えきれずそわそわとサウナ階へ向かう。タオルが脱衣所に重ねてあるタイプなのが嬉しい。

 身体を洗って湯船でしっとり汗をかく。若干温度は高めで、ジャグジーも心地よい。(そろそろいいだろう)満を持してサウナ室へ入る。広いわりには高温。さらに湿度は低めだが、ながく居られるタイプのサウナだ。10分ほどで退室。シャワーを浴びてのち、サウナ室横の水風呂へ。こちらは冷度が若干もの足りなく(体感19-20度ほどだろう)、塩素臭も抜け切れてなかったが、まずまず。これをとりあえず三往復。

 特筆すべきは外気浴である。都会の真ん中にありながら、なかなか広い外気浴スペースが用意されている。(大阪のど真ん中で全裸か・・・)椅子に座ってぼうっとしていると、不安なことも全部忘れて昇天(やはりサウナは偉大だ)。

 カプセルは新しくはないが、小綺麗で寝やすい。しっかり爆睡したのち、朝サウナを二往復。チェックアウト時間ぎりぎりで退店。

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 予定まで時間があったので、駅近くの珈琲屋に入る。オッチャンがやってるような喫茶かと思ったら、意外とイケてる兄ちゃんマスターだった。

 

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 周りの関西弁を聞きながら、いそいそと配布資料にホチキスをうつ。コーヒー3杯飲んで、タバコも吸って一安心。会計に向かうと、提示されたお代はコーヒー1杯分で、

   わ「あれ、間違っていますよ」

 イケ兄「2杯までお代わり無料なんです」

 

ありがてぇ・・・。(つづく)

サウナセンター大泉

Wタさんとデートする日となった。というわけで金曜夕方、いそいそと学校を抜けて新宿へ向かう。

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 新宿ピットインへ。今日はカッコつけて、ジャズライブに来たのであった(Wタさんはミュージシャンなので、ジャズバーにはノリノリで付き合ってくれた)。Manuel Valera Trioという、どうやらグラミー賞にノミネートされるような有名人らしいが、もちろん僕は知らない。いつも思うけど、生演奏って桁が違うよねえ。すごいなあ。(お芝居も落語もだけれど、誰かの芸を観る時は生が一番だなあ)。

 そのまま以前の沖縄料理屋へ行き、0:00頃までダベる。彼は、会うたびに新しい一面を披露してくれるのでいつも新鮮。(「辞めどきがわからないんだ」といったときの表情は忘れない)。彼も地元へ帰ってしまうのか。寂しいものだ。

 

 Wタさんとバイバイし、30分ほどブラブラしているとKっちゃんと合流することに(Kっちゃんも来るなら、Wタさんを引き留めておけばよかったと後悔する。最近、高校時代みたいにKっちゃんと遊んでいる)。

 彼が腹減ったというので、近くにあった適当な居酒屋へ(ここもすっごい美味しいお店だったが、いかんせん酔っていたので店名も場所も覚えていない)。しゃべっていると、気付いたら4:00。電車も走ってないのでカラオケにゆく。

 

 7:00過ぎに解散し、朦朧としながら電車に乗る。ん?と思ったらサウナセンター大泉へ到着していた。(そうか、僕はここのサウナを欲していたんだ)と自分を騙して受付へ。何度でも言うけれど、ここのサウナは最高だ。サウナも水風呂も、言うことない。

 朝サウナをかましてから12:00まで爆睡。寝起きにじっくりサウナを堪能する。久しぶりに、水風呂で声がでる。高温多湿のサウナで蒸された後、キンッキンの水風呂で心地好く土左衛門と化す。最近の邪念をすべて洗い流してくれた。

 

 サウナを出ると昼過ぎ。あまりに気持ち良い天気だったので、なんとなく散歩する。

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(暇だからたくさん写真撮ったんザマス。下手だけど。)

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(ケンケンパって、まだやってるんですねぇ)

 

言問通り沿いに歩いて浅草方面へ。歩きながら先日読んだ本を思い出し、吉原大門跡へ向かう。途中、吉原弁財天さんと遭遇。初めてだった。

 

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吉原があった頃は、遊郭から出られない遊女たちのために置かれた弁財天様だったが、今では関東大震災によって亡くなった吉原遊女たちの慰霊の意味合いが強いようだ(追1)。

弁財天さんと吉原神社でお参りを済ませ、さらに歩くこと10分。

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大門跡に到着(追2)。どっか喫茶でも入ってみようかと思ったが、腹が減っていたので我慢する。そのまま歩いて隅田川へ向かう。

途中、川を埋め立てたっぽい所を見つける。(地図がわかりにくくてごめんなさい)。

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歩いているとこんな感じ

 

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あとから調べると山谷掘というものを埋め立てたようだ(追3)。隅田川に到着し、言問橋のたもとで休憩。たくさん子供たちが遊んでいるのでタバコは吸えない。

 

浅草方面を見ると、おもちゃのような光景であった。 

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東京は寒くもなく、歩きやすい気候だった。カップルも川沿いでイチャついていたが、今日はデート日和だろうなあ。

 

 今日はなんて素晴らしい1日なんだ・・・と思いながら歩き続け、神田川とぶつかったあたりで電話が入る。教員Kからだ。僕が教員の仕事を肩代わりしていたのがバレたらしい。しかし結局、やるのは僕なんだけれども。そんなこと言われても、一体どうすりゃいいのさ(コロコロ)。

 なんとか今日中にやってほしいという依頼だった。晴れやかな気分が一気に曇る。意地でまぜそばを食べて帰宅。

 

(追1)吉原弁財天:弁財天、観音様の他にも、遊女ごとの墓石や各菩薩様が祀られている場所である。吉原付近は江戸時代、湿地帯だったために埋め立てて使っていたのだけれど、大きな池も点在していた。大震災で池に大量の遊女が避難し、その多くは溺死したようだ。掲示板には当時の溺死体が積み重なる写真などが貼り付けられていた。

(追2)吉原大門:大門前には喫茶店が点在している。江戸時代は、茶寮でお茶を飲みながら「どの店がいいか」と店主に相談するシステムがあったようだ。そして今でも、喫茶店とソープ店は契約関係にあるらしく、喫茶店がお店を紹介するとマージンが入るらしい(昨年末に飲み屋で一緒になった大手企業のオジさん談)。

(追3)山谷掘:今では山谷掘公園というウォーキングコース?らしい。こちらのブログさんが参考になった(リンク)。偉い人が隅田川から船で吉原に入る時の通路だったようで、吉原文化を考える時には大事な要素の一つらしい。あとで調べてみよう。